2022年度計算機演習A・B

第10回レポート課題の解説

演習1

自分なりの家の図を描画してください。屋根や壁の形を変えるほか、適当に窓やドアなどを追加すると良いです。

演習2

1.2の家(または演習1で考えた自分なりの家)に対して何かしらの拡大・縮小変換、回転変換、対称変換を一つずつ行い、変換前の家と合わせて四つの家を一つの図に描画してください。ただし、別々の色にすること。

演習3(オプション)

線形変換の一種であるせん断変換についてWikipediaなどで調べた上で、1.2の家(または演習1で考えた自分なりの家)に対して何かしらのせん断変換を行い、変換前の家と変換後の家を一つの図に描画してください。ただし、別々の色にすること。

せん断変換は、原点を通るある直線からの符号付き距離に比例した分だけ、その直線と平行な方向に移動する変形(せん断変形)を行う線形変換です。

特に、$m$ を比例定数とするとき、水平せん断($x$ 軸と平行なせん断)は

$$ \begin{pmatrix} x'\\ y' \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 1 & m\\ 0 & 1 \end{pmatrix} \begin{pmatrix} x\\ y \end{pmatrix}, $$

鉛直せん断($y$ 軸と平行なせん断)は

$$ \begin{pmatrix} x'\\ y' \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 1 & 0\\ m & 1 \end{pmatrix} \begin{pmatrix} x\\ y \end{pmatrix} $$

と表されます。